在宅勤務の憂鬱

僕は在宅勤務がメインで、出社は月1,2日くらいです。それもあって夫婦の家事比率は自分のほうが大きかったりします。子どもの送りむかえも自分がやることのほうが多いですし、夕飯も作ったりします。

妻から「ごめんね」「ありがとう」などの言葉があればまた違うのですが、あまりそうゆうこともなく、自分が生活費を稼ぐATMや、家事マシンのように感じてしまうようになりました。

そうなると妻から話しかけられても気持ちよく返すことができず、夫婦関係も微妙になってきます。

そんなときに思い出したのが「嫌われる勇気」。この本には「幸せとは貢献感である」と言う話が出てきます。

相手がありがとうと言おうが言うまいが、相手が本当はどう思っているかなどは本質的にわかり得ない。さらに相手がどう感じるかは相手の課題であって、自分はそこに干渉するべきでない。

自分は自分が所属する共同体に対して、貢献感を持てるようにして、そこに幸せを感じる。皿洗いをしたら、誰も何も言ってくれなくても、役に立てているな。ということを感じて、そこに幸せを感じる。それでいいではないか。という話です。

この一説を思い出して、「まぁいいか」という気持ちになれました。家事比率が自分のほうが多いとは言え、妻がやってくれることも多々あります。それに対して自分はありがとうと言おう。嫁がありがとうと言わないから、自分が言わないというのは違うな、とも思えました。

また嫌われる勇気には「『この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える』と思えたとき、人は愛を実感できる」と言う話も出てきます。不信感を持っている相手と同じ空間にいて、自然な状態で振る舞えるわけがないし、愛を感じられるわけがないと。

長い夫婦生活。気持ちよく過ごしていきたいと思います。

嫌われる勇気