世界に通用する子どもの育て方

僕には6歳と4歳の子どもがいるのですが、子育ては思い通りにならないことばかりで難しいなぁと思います。

そんな悩みもあって最近は、教育論を知りたいと思い、教育に関する本を読んだりしています。エビデンスに基づいた教育論を知りたいので、学者さんが書いた本を読んでいます。

今日は最近読んだこちらの本について書きたいと思います。

どんな罰も子どもをダメにしてしまう

この本では、子どもの成長にいちばん大切なのは「安全基地」で、それを脅かす「どんな罰も子どもをダメにしてしまう」と罰について厳しく断じています。趣旨は以下の通りです。

体罰や、怒鳴ること、嫌な気持ちや恥などの罰を与えると、良好でない親子関係が形成され、家庭環境からの退避願望が生まれやすくなる。実際に家出した子どもたちのインタビュー調査では、厳しい親が多い。

「罰」は即効性があるように感じられ、親自身もストレスをぶつけられるので、つい罰してしまうが、悪い影響は後から出てくる。今日からやめるべき。

また、子どもは「①安心・安全⇒②退屈・不自由⇒③勇気・挑戦⇒④失敗・不安⇒①安心・安全・・・」というプロセスを繰り返し、少しずつ活動の場を広げていく。この際に必要なのが「安全地帯」(①②)。子どもは外の世界で頑張っている(③④)。家庭が甘えられる場所、安全地帯であるからこそ、外で挑戦することができ、不安になっても回復できる。

家にいるときは責められず、傷つけられない場所で安心して休み、食べ、笑い、エネルギーを満たすことができれば、また自然と勇気が湧いてきて挑戦しに行く。

罰を前提とした厳しい子育ては子どもの幸せ、成功につながらない。親は安全地帯になってあげるだけで十分。

ここにある「子どもたちは外の世界で頑張っている」という視点はこの本を読むまで持っていませんでした。

我が家の長男は今年小学生になったばかり。通っていた保育園とくらべてクラスの人数も急に多くなり、朝も早くなりました。

まだ6歳なのに大きな生活の変化に慣れなければならず、大変なこともあると思います。帰ってきたら毎日へとへとになっています。

今のところ楽しく学校に行ってくれていますが、それだけで十分幸せなことだということをまず認識したいと思います。

とはいえ迎合的な子育てをするのもダメ

この本でもうひとつ勉強になったのは、好きなことだけをやらせたり、なんでも子どもの言うことを聞くような迎合的な子育てもNGということです。

これについては次回書きたいと思います。