勝間和代と「嫌われる・幸せになる勇気」に学ぶ、競争しないことの重要性

ぼくは勝間和代さんの無料メルマガをとっているのですが、先日のメルマガのタイトルが「 競争をしないということ」でした。

 

概要は、最近オープンした勝間和代さんプロデュースのカフェにあるボードゲームのコツが、「競争を避けて、協業に持ち込む」ということだ、という内容。

 

そしてこれは名著、ブルー・オーシャン戦略でも繰り返し登場する考え方で、例えばオンラインサロン同士でも競争をするのではなく、市場そのものを広げたり、得られたノウハウを共有したりすることが重要だよ、というお話でした。

 

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これを読んであれっ?と思ったのが最近読んだ「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」。

アドラー心理学を青年と哲人の対話により平易に学ぶことができる本ですが、ここに登場してくるのが「競争しない」という考え方。

 

幸せになる勇気の中で哲人は青年にこう説きます。

 

 人生をマラソンのようなものだと考えてみましょう。自分の隣をライバルが並走している。これ自体は励みになったり、心強く感じたりするわけですから、何の問題もないでしょう。しかし、そのライバルに「勝とう」とした瞬間、様相は一変します。

 当初「完走する」や「速く走る」だったはずの目的が、「この人に勝つ」という目的にすり替わってしまう。盟友だったはずのライバルが、打倒すべき敵に変わってしまう。…そして勝利をめぐる駆け引きが生まれ、場合によっては妨害や不正行為にまで及んでしまう。レースが終わった後も、ライバルの勝利を祝福することができず、嫉妬や劣等感に苦しめられる。

幸せになる勇気より 岸見一郎、古賀史健 著

 

ここで最近思い出したのが、仕事の進め方。あの競合に勝つ、あの人に勝つ、というのをモチベーションとして仕事を進めことが結構あるなぁと思う。

実際に勝った時はそりゃ嬉しい。でもその後はなんだか後味が悪くなったり、協業しないといけない時にギクシャクしてしまったりする。

 

よくよく考えてみると、仕事の本来の目的は、

「多くの人間で協力して、お客様の問題を解決すること」。

 

普段から勉強して自己研鑽を怠らないことはもちろん大事。

そして競争しない、ということもとても大事。

 

修正。修正。明日からも頑張ろう! 

ブルーオーシャン戦略も読みたい。