今回はぼくの大好きな本、四角大輔さんの『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』の読者ログ。
この本は本当に何度も読んでいてドッグイヤーだらけですが、今回改めて読みなおし、『お金の使い方に関して』という面でまとめてみた。
【心得1】モノを買う時はとことん調べ尽くす。
買うと決めたら、次は学者か達人になったつもりでとことん調べる。バーゲンに出かけて、思いもよらない物を買ってしまうなんて、お金と自分の人生に対して失礼だ。ビーチサンダルひとつ買うにも、適当に間に合わせるのではなく本気を出さないといけない。
現代社会は物を買わせる仕組みで溢れている。とにかく欲しいと心躍らされてもすぐに買ってはいけない。まずは落ち着いて「この買物は投資か、浪費か」を質問する。出すお金以上に価値があると思えたら投資だし、そうでなければ浪費。
(出典:http://www.ashinari.com/2012/02/14-357729.php)
投資だと思えたらまずは第一段階は突破。でもまだ買ってはいけない。次は第二段階。次は買おうとしているものに対してとことん調べる。メリットだけでなく、デメリット、競合製品まで。途中で面倒くさくなってしまったらそこまでだったということ。
(出典:http://www.ashinari.com/2013/02/25-376680.php)
ここまでして欲しいと思ったら、第三段階。一晩おいて、まだ欲しい!という気持ちが残っていればお店に行き、手に持ってみる。このとき心がゾクゾクすれば勝手良い物のサインだ。
ここで一つ、勘違いしてはいけない。
大切なのは節約じゃなくて、選ぶこと。”節約のための節約”は長続きしない。節約するなら目的をはっきりさせるべきだ。
節約のためにここまでして選ぶのではない。自分の周りを大好きなものやことだけで埋め尽くし、ノイズを減らし、鮮明な思考、”クリエイティブな時間”を得るためにモノを選択するのだ。
コラム
四角さんの場合は、シンプルなデザインで軽量であること、薄いこと、コンパクトであること。できれば2通り以上の使い方ができること。折りたためたり収納しやすいこと。その上で自分自身をアップデートしてくれるかどうかを真剣に考えるのだそうだ。
【心得2】 一度買ったら使い込み、お気に入りの品をより大好きなモノに変えていく。
モノは持ち主の役にたってこそのモノ。過保護に扱うのではなく、愛を持って傷だらけになるまで使い込むことで、モノは体の一部になり、人生を豊かにしてくれる。その結果、モノに命が宿るのだ。
そして一度買ったものに対しては愛情を持って使い込む。新品は確かに美しい。だけど、使い手の魂はこもっていない。
自分が惚れ込んで買ったとびきりのモノを長年をかけて使い込んでいくと、そのモノとの思い出が積み重なってモノに魂がこもっていく。
長年使っていて出来た日焼けも、傷も含め、モノが独特の味を帯びてきて、世界に一つだけの自慢のモノに変わっていく。
【心得3】自分が本当にやりたいことにお金を使う。『そのための準備=やりたいことリストの作成』を怠らない。
「なにか食べたいものがある?」「どこか行きたいところはある?」と聞かれた時に「なんでもいい」ではなく「これ!」「ここ!」と即答出来る準備をしよう。
何がやりたいのか?何がほしいのか?答えられなければいつの間にか、自分が何者かも、よくわからなくなってしまう。
あらゆるジャンルの好きなことリスト、好きなものリストを作ろう。それをいつも見返しながら、常に自分の心で選択しよう。そうすれば、本当にやりたかったことが見えてくるから。
お金は自分が本当にやりたいことに使うようにする。ただ普段、急に「何食べいく?」って言われてすぐに答えられるものでもない。だから普段から何がやりたいのか、何が食べたいのかなど、あらゆる事項に対して好きなことリスト、好きなものリストを作っておく。そしてそのリストをもとに行動する。そうすることで本当にやりたいこと、好きなことがだんだんと見えてくる。
(出典:http://www.ashinari.com/2013/03/05-376889.php)
そしてその見えてきたもの、「自分が大好きなもの」について周囲に発信し続けること。なぜ発信することが大事かということについては四角さんはこう述べている。
大切なことは「自分は何が大好きか」をつねにはっきりさせておくこと。それを人に伝え続けること。 モノも人も情報もチャンスも大好きな人のところに集まってくるように出来ているから。
なぜ発信が大事かというと、自分が大好きなことをたくさんやるため。発信することで大好きなことが自分に循環してくる。
SNSやブログを使ってもいいだろう。現在はどんなに小さな人でもSNSやブログを通して日本中、世界中に自分が大好きなものを発信することが可能な世の中だ。
仕上げの発信を忘れるな。
自分の周囲を大好きなものやことでまとめるのは、クリエイティブな思考を得て、さらに 大好きなことに気づくため。
普段からやりたいことリスト、食べたいものリストなどあらゆるジャンルのリストを作るのは大好きなことを体験し、さらに本当に大好きなことを知るため。
そして自分が気づいた大好きなことはとにかく周囲に発信する。発信することで、自分が気づいていなかったさらに自分が大好きなことに気づくことができるし、周囲が更に大好きなことを運んできてくれる。
とにかく好きなものに関して情報を発信し続けると、自分のもとに大好きなことが集まって来るようになる。
無駄・ノイズをなくし、大好きなことにとことん集中し、濃密な時間を過ごすことで「人生の質を高めていく」ように自分自身の生活をデトックスしていくよう心がけていこう。

自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと (Sanctuary books)
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