今回紹介するのは、開化堂の茶筒。
(出典:http://www.kaikado.jp/japanese/index.html)
開化堂とは?
京都「開化堂」は、明治八年創業の日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗。創業当初から一貫している製法は130余りもの細かい工程を全て手作りで行う。
YouTubeに製造の過程が公開されているのでぜひご覧になっていただきたい。一枚の金属板から茶筒を手作りでつくっているところには思わず「ほぉ~っ」と声が出てしまいそうになります。
ミリ単位の調整を手作業で行う職人芸が光る
開化堂の特徴はその精密さ。上蓋を茶筒本体にのせると、上蓋の重みで自然に音もなく閉まっていき、最後はストンと本体に密着。本体と上蓋の間にはスキマなどありません。
この精密さを手作業で体現してるなんて本当に信じられないです。まさに職人技。
内蓋・上蓋の二重構造により、高い密閉性を実現
また開化堂の茶筒はすべて、上蓋の中に中蓋があります。また、本体と中蓋に関しても隙間なくピッタリと閉まるので高い気密性を確保することが出来ます。
コーヒーやお茶は水分や空気に触れると劣化します。高い気密性により鮮度を保つことができますね。
(出典:http://halusuke.blog31.fc2.com/blog-date-201101.html)
お値段は決して安くはない。だが風合いの変化を感じながら、子に孫に伝えていきたい製品
お値段は残念ながら決して安くはないです。こちらの銅製平型200g(直径9.2cm 高さ11cm)で、税込み¥12,960。残念ながら一万超えは必至。。。
(出典:http://www.kaikado.jp/japanese/goods/copper.html)
真鍮製やブリキ製もありますが、お値段はだいだい同じ。
銀製等は相場によって変動するようです。(銅やブリキ、真鍮よりは高いでしょう。)
模様入りとなると更に値段は高くなるので、決して安いと言える商品ではありません。
ただ、使うにつれて素材特有の光沢と色の変化を楽しむ事ができたり、また修理にも対応していただけるので、一度買ったら一生ものにできる品。
(出典:http://www.kaikado.jp/japanese/index.html)
開化堂は現在6代目が支えていますが、6代目は親子3世代に渡って使われてきた茶筒の修理で帰ってきた時には感動したとか。
先程は一生ものにしたいと書きましたが、ちょっと違いました。開化堂の茶筒は確かに安くはない。でも子供に、孫にと代々に渡って使い続けていきたい商品です。
(出典:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kyoutodentousangyou/interview/vol-05/)
製作工程の実演もしています。
開化堂は関西、関東のデパートで定期的に実演販売を実施しています。ぜひオフィシャルサイトをみて、予定があえば職人芸を直接見に行きたいですね。
購入方法は?⇒Web販売も店舗販売もしています
『安くはないし、実際に実物を見てみたい』という方は、オフィシャルサイトの取扱店舗のページへ。
最近ぼくは、青山の『シボネ』で販売されているのを見ました。
また、同じくオフィシャルサイトから注文予約をすることも可能です。
▼青山のシボネにおじゃました時の過去記事。